100均の植物を長持ちさせたい!

植物の育て方

はじめに

気軽に楽しめる100均の植物たちですが、「かわいい!」を見つけてウキウキで購入!

からの「なんか微妙にしおれていく」を経て、最終的に枯れてしまい、挙句「なんか小虫飛んでない?」という流れ…

心当たりのある方、正直に手を挙げてください。

私は全力で挙手しますよ!

なんなら両手で挙手しちゃう(T ^ T)

そんな私は植物好きだけど、ほぼ見る専!で、自宅に植物が溢れるようなガチ勢ではありません。

それでもやっぱり「いいな!」と思った植物は購入したいし、家に置きたいんです!

この記事は、私と同じような思いをしている方のために、やってみた中で「コレ、効果あったよ!」というものを公開していこうと思います。

改善したいお悩み別に書いてみたので、よければ参考にしてみてください。

  • 植物の育て方は多種多様です。
  • 種類はもちろん、地域や人によっても違います。

「へー、こんなやり方もあるんだ」のように、軽〜くお付き合いいただけたら幸いです(*^▽^*)

お悩み5選と解決法!

これからご紹介するポイントは、本を読んだり、知識ある先輩方に相談したりして、自分なりにやってみた結果報告となります。

個人の主観と偏見を最大限に詰め込んだものになりますので、「ゆっころの環境下ではコレが効果があったんだな」という、なま温かい目で読んでください。

その上で、参考になりそうなものがあったら、ぜひ真似してみてください(^∇^)

それでは早速!

小虫の発生を抑えたい!

室内で育てていると、こんな経験はありませんか?

なんか1匹、飛んでるんだよね…

退治したと思ったのに、気づくとまた飛んでたりしない?

この現象、嫌なあるあるですよね(T ^ T)

これを解決したい!と思い色々試した結果、1番お勧めしたいのが”土を変えること”です。

以前「表面から3cmぐらいの深さまで、新しい土に変えてみたら?」と、アドバイスをいただいたので、早速やってみたのですが、それでも数日後には、また1匹飛んでる…。

ならばいっそ、土を全部変えてみよう!と思い、やってみたところ、コレでかなり小虫が減りました!

実際、どんな土に変えたのか?

それがこちら↓

いずれもホームセンターの園芸コーナーでお見かけする、常連さんばかりです。

メーカーにもよりますが、数リットル〜の小袋販売があるので、わざわざ車を出さなくても自転車でOK!

ただし!1つ気をつけてほしいことがあります!

それは赤玉土・鹿沼土は硬質のものを買うことです。

硬質の土とは、その名の通り”硬い性質”を持っている土のことで、通常のものよりも崩れにくいんです。

崩れにくいということは、崩れた細かい土が空気の通り道を塞がないということ!

つまり、通気性が硬質じゃないものよりも保たれるということなんです。

値段の安いものは硬質という記載が無いか、もしくは”自然乾燥”などと記載があります。

ダメというわけではありませんが、どちらがいいか迷ったら硬質と、をお勧めします!

理由については別記事(鋭意作成中)でご紹介したいと思いますので、今回は割愛させてくださいm(_ _)m

飛んではいないけど、土に小さな白い蠢く何かが湧いていて気持ち悪い

土の上で数㎜ほどの白く蠢く”何か”…

この正体は”トビムシ”でした。

益虫とも言われていますが、正直…見ていてあまり気持ちのいいものではないです。

殺虫剤を使うのが一般的なようなので私も使ってみましたが、再発してしまいました(T ^ T)

そんな中トビムシは多湿大好き・カビ大好きという情報を知人より入手!

確かに、見つけた時はまさに梅雨真っ只中!

またマンションの大規模修繕に伴って、ベランダの植物を室内で管理せざるを得ない状況でした。

そして仕事や外出時は当然、すべての窓を閉め切って出ていくので風の流れなど全くなし(T ^ T)

結局我が家の場合は、大規模修繕が終わり、植物をベランダに戻したことでトビムシが自然といなくなりました。

この時に実感したことは、本当に土が乾きにくかったということです。

無風の時間も多く、数日経ってもまだ表面に湿り気が見られる状態でした。

そして、ベランダで管理していた時は完全に外なので、適度に風に当たり、水やり後は1〜2日でしっかり乾く状態です。

このことから以下のポイントをまとめました。

  1. 土がいつまでも乾かない・じっとりとした状態を作らない!→通気性の良い土を使う
  2. 風の流れがあるところで管理する!→一番いいのは外で管理すること
  3. 室内で管理するなら、風の流れを作ることが必須!→サーキュレーターを導入

購入直後に葉が落ちる

せっかく買ったのに、翌日には葉が落ちちゃった…

葉の色は特に悪くないのに、なんでポロポロ落ちちゃうの?

よく言われるのは、日照不足や水やりが適切にできていないというものです。

店頭に並んでいる時、土がかなり乾いていませんでしたか?

あるいはその逆で、表面に苔が生えるぐらい水を含んでいませんでしたか?

これらは両者とも、適切な水やりができていないことが原因です。

さらに、ホームセンターのように外で売られておらず、お店(建物)の中で販売されていませんでしたか?

この場合は日照不足が考えられます。

ですが、購入直後に限っては生育環境が変わったことによるストレスが原因であることが大きいと思います。

実際、私が購入した植物は、葉が全て落ちてしまいました…

その様子にショックを受けて「私には育てられないんだ…」と、落ち込んだこともありました。

でも、落ち込む必要はなかったんです!

これは100均植物に限らず、多くの植物にも言えることなのですが、購入したら、まず順化させてください!

順化(じゅんか)って、何?

順化とは、大まかにいうと”環境に慣らしてあげること”です。

植物も人と同じで、引っ越しなど急に環境が変わると、体調を崩しがちになるんです。

空調も光量も調整された環境で売られていたものが、ある日突然自然界の環境に晒されたら、植物だってびっくりして葉の数枚くらい落としちゃいますって(^_^;)

ひとまず落ち着いて、まずは環境に慣らしてあげよう!

育てたい環境に置く前に、購入店の環境と育てたい環境の中間地点に1週間ほど置いてみることをオススメします!

中間地点って、具体的にどこなの?

それ、一番重要ですよね。

「ここです!」って、万人向けに断言できる場所があればいいんですけど…

そんな場所は、無いんです。

育ってきた環境や育てたい環境は人それぞれなので、断言できないのが正直なところです。

なので、自己流ではありますが、参考条件となるものを提示していこうと思います。

  • 売られていた環境と育てたい環境の違いを確認しよう
  • 植物も人と同じくストレスを感じる
  • 順化させつつ様子を見守ろう

肥料あげてるのに、全然元気にならない

液体の入った小さなボトル(アンプル)が、鉢に突き刺さっているのをみたことがありませんか?

これ、多くは活力剤というもので、肥料ではないんです。

ん?何か違うの?

これを土にさしておけば、植物が元気になるんじゃないの?

私もね、初めて聞いた時は正直戸惑いました。

で、ものすごく噛み砕いて大雑把に言うと、肥料と呼ばれるものには植物に必要な3大要素(窒素・リン酸・カリウム)が、ガッツリ入っていると思ってください。

よく聞くのは、人間で言うところの”食事が肥料”で”栄養ドリンク・サプリメントが活力剤”というものです。

が、個人的には植物をゲームに例えて、ゲームをクリアするのための主人公が肥料で、装備品が活力剤というイメージの方が、しっくりくるかな!

主人公がいないとゲームは進行しないし、装備無しでも敵を倒せるけど、武器を持つことでより効率的にゲームが進められるでしょ?

しかも、敵に合わせて武器を変えるところなんて、植物の症状や状態に合わせて使うところとそっくりなんですよ。

でもさ、前は活力剤で元気になったのに、今回はなんでダメだったんだろう?

という疑問には、私ならこう考えます!

原因が違ったんじゃないかな?

ということで、いくつか考えられる原因を挙げてみます!

1)最初の時は土に肥料分があって、活力剤の力を借りたことで回復できたけど、2回目の時は、土の肥料分がなくなっていたために、活力剤だけでは植物を助けることができなかった。

対策:活力剤ではなく肥料をやる

2)そもそも栄養分が豊富すぎて、鉢の中で胸焼けしてる状態だったのに、さらに活力剤で栄養を足しちゃったから「もう無理ー!」って、さらに元気を無くした可能性も…

対策:活力剤(指してるアンプル)を抜く。肥料の少ない土(もしくは肥料ゼロの土)に植え替える。

ちなみに、肥料のパッケージはこんな感じになっています。

こういった数字の表記がない場合は、主に活力剤の可能性が高いです。

肥料や活力剤を購入される際の、1つの目安にしてみてください。

買った時よりもヒョロヒョロと細くなってきた

ヒョロヒョロになってきたから調べたら、日照不足って書いてあった。

でも、部屋はかなり明るいんだけどなぁ…

デスクに置くと、絶対枯れちゃう

それならぜひ、植物は1個だけじゃなく2〜3個購入して欲しいです!

理由は、日照不足を解消するためです。

初心者さんがつまずくポイントの1つに、日照不足があります。

鉢のプレートには日陰でもOKって書いてあったし、大丈夫でしょ!

実は、これが失敗の元なんです。

ホームセンターなどで植物を買うと、1鉢に1つ、植物の名前が書かれたプレートが入っていると思います。

裏面には管理方法が書かれているので、とても参考になるのですが…

”半日陰・日陰OK”は”室内OK”じゃないってこと、ちゃんとわかっていますか?

最近の窓ガラスはUVカット効果が高いこともあって、人の目で見て”明るい”は、そのまま植物に当てはまりません。

植物にとって”人がいる室内”は、思った以上に日照不足に陥りやすい環境なんです。

そこで、1週間ごとに植物を変えることを提案させてください。

1)1つを室内で飾っている間に他の2つを外に出して、しっかり日光浴させてあげる。

2)1週間経ったら、室内で飾っていた植物は日光浴に出して、代わりに日光浴に出していたうちの1つを室内で飾る。

3)さらに1週間後、室内で飾っていた植物を日光浴に出したら、2週間ずっと日光浴させていた方の植物を室内に飾る。

どうでしょう?

これなら日照不足をある程度は解消しつつ、室内でも植物を楽しめます!

まとめ

いかがでしたか?

植物の初心者さんに向けて、私の失敗を元に恥を晒しつつ書いてみました。

実体験なので古い情報もあったので、改めて精査してみました。

問題なさそうだったことと、何より自分で実験(?)してみた結果なので、もし1つでも参考なるものがあれば嬉しいです!

今回、この記事を書くにあたって以下の書籍を参考にしました。

<参考図書1>

  • タイトル:最新園芸・植物用語集
  • 著者:土橋 豊
  • 出版社 ‏ : ‎ 淡交社
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/1/16
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4473042668

<参考図書2>

  • タイトル:サボテンはすごい!過酷な環境を生き抜く驚きのしくみ 
  • 著者:堀部 貴紀
  • 出版社 ‏ : ‎ ベレ出版
  • 発売日 ‏ : ‎ 2022/8/27
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4860646998

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