緑内障に気づいて!0円でセルフチェックをやってみよう

緑内障 闘病記録

緑内障 闘病シリーズ第3弾は、セルフチェック方法についてです。

緑内障については別記事に記載しています。どんな病気なのか、私自身が気付いたキッカケなどを中心に記載してみたので、合わせて読んでいただけたら嬉しいです。

私は20代前半で緑内障と診断されましたが、あれから20余年、まだ失明には至っていません!

もちろん、定期的に病院で検査を受けて、適切な治療を受けているということは大前提ですよ。

でも、それ以外に時々チェックしていることがあるんです。

それは、視野の欠損部を簡易的に確認することです。

しかも自宅で、自分1人でできて、お金もかからない!

本当にお手軽なので簡易的ではありますが、緑内障に気付くキッカケになってもらえたらいいなと思い、書いてみました。

  • この記事はあくまで一緑内障患者の体験談です。
  • この記事に書かれていることが、緑内障の全て・絶対ではありません。
  • 私は若年性、正常眼圧、開放隅角緑内障です。
  • 自分の症状を中心に書くので、他の種類の緑内障に関してはわかりません。

では早速、私が生活の一部にしているセルフチェック方法をお伝えします!

それは「片目を隠して、片目だけで見る」これだけです。

簡単でしょ?

でも、少しだけ事前準備が必要なので、もうちょっとお話しさせてください。

まず、必ず室内で行ってください。

片目だけで見ることになるので、外だと危険です。

それに、動くものが視野に入ってしまうと、意図せずそれを目で追ってしまい、チェックがやりにくいんです。

次に、壁に向かってできるだけ座って行ってください。

片目だと危ないのは上記と同様なのですが、リラックスした状態でチェックして欲しいんです。

さて、座ったら顔はまっすぐ正面(壁)を向いて、目線の先に視界の中心を決めてください。

まっすぐ見た先が中心ですよ。

中心を決めたら、目線は中心を見たまま動かさずに目の前の風景をよく見ていてください。

この状態から、そっと左手で左目を隠してみてください。

片目を隠すのは、自分の手で十分です。

遮眼子や大きめのスプーンを用意する必要はありません。

そして、手で覆うときは優しく覆ってくださいね。

完全に右目だけで見ている状態を作ります。

目線はキョロキョロ動かさずに、先ほど決めた視界の中心から動かさないでくださいね。

…どうですか?

さっきまで見えていたものが、一部見えなくなっていたりしませんか?

もしくは、見えにくいと感じる場所はありませんか?

今度は右目を隠して、左目だけで見ている状態にしてください。

同じように確認してみてください。

一部見えなくなっていたり、見えにくいと感じる場所はありませんか?

ん〜…、特に何も変わらないなぁ。

これで合ってる?

そう思われた方は、特に焦る必要はないかもしれません。

ですが、ごくわずかな欠損だと自覚しにくいのも確かなので、できれば、これを読んだことをきっかけに眼科を受診してみて欲しいです。

そして、

あれ?テレビの横に置いてたゲーム機が見えない?

なんだか、棚の上の辺りが見にくいような…

など、何かしらの違和感を感じた方は、是非眼科を受診することをお勧めします!

盲点では、そもそも見えないので問題ないのですが、盲点付近に欠損があった場合、このチェック方法では判断できませんので、ご了承ください。盲点については別記事を用意しようと思います。よければそちらも読んでみてください(*^▽^*)

先ほどのセルフチェックで少しでも違和感を感じたのなら、可能な限り、早急に眼科を受診して欲しいです。

え?そんな急がなくても…

とか思われました?

その答えは1つ!

適切な治療を1日でも早く始めて欲しいからです。

冒頭でも少し触れましたが、緑内障の放置=失明につながりますが、早期に適切な治療を受けることができれば、失明せずに一生を終えられる可能性が上がるんです。

緑内障は、視野の欠損箇所が広がっていくことで、ゆくゆくは失明してしまうという病気です。さらに残念ながら、今の医療では緑内障を治すことはできないという現状…

ですが、進行速度を遅くすることはできるんです!

ここで質問!

あなたが今30歳で、比較的症状が軽い状態で緑内障と診断されたと仮定します。

 A:どうせ失明するなら治療は無駄だと考え放置した結果、10年後に失明の可能性あり。

 B:失明までの期間が延ばせるならと考え、適切な治療を続け、40年後に失明の可能性あり。

あなたなら、どちらを選びますか?

この2択、あなたならどっちがいいですか?

私なら断然Bです!

医療の進歩が目覚ましい昨今、それが40年後ですよ?

その頃には、もっと良い治療法が出ているはずだと思っています!

仮に40年じゃなくても、10年後にもっといい薬ができる可能性だって高いはず!

その時になって、すでに失明している状態と、常に最善の治療をしつつ薬が使える程度の進行状態なら、断然後者の方がいいですよね。

その可能性に賭けて、私は現在治療を続けています。

しかも、初期であればあるほど、より効果は大きい!

なので違和感の段階で眼科を受診して欲しいです。その結果、

眼科医
眼科医

ちょっと疲れが溜まっていただけみたいですね

と言われて、取り越し苦労に終わったなら、私個人としては万々歳です!

そしてもし病気が見つかったら、ぜひ主治医とよく話をしてください。

私が緑内障だと診断された時は、不安しかない状態でした。

将来失明する病気だと知って、食事の味がわからなくなったほどです。

そこで、当時の主治医に思い切って聞きまくりました。

半泣きになりながら…(T ^ T)

そんな状態でしたが、1つ1つ丁寧に教えてもらって、不安や疑問が少しずつ解消していきました。

なので、主治医との対話は絶対にやってください!

正直、主治医によって治療方針が違ったりします。

また治療方針は同じでも、会話がしづらい雰囲気だったりすると不安は増してしまいますよね。

そう思った方へ、お伝えしたいことがあります。

病院は、変えてもいいんですよ!

いや、病院変えるって…

なんか信用してないって言ってるみたいで、変えにくいよ…

これは、私が以前思っていたことです。そしてきっと、こう思っている方が少なからずいらっしゃるかと思います。

でも、これから一生関わっていく病気です。

最初から不安や疑問を抱えたままで、聞ける環境なのに聞けないままで、本当にいいんですか?

最初から相性のいい病院・主治医にあたればいいのですが、もし違うなら思い切って病院を変えることも考えてみてください。

今回も、最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

改めて申し上げます。この記事はあくまで私の体験談です。

決して無駄に不安を煽りたいわけではありません。

あくまで早期発見のキッカケにしてほしくて書いたものです。

また、私は一患者であり、眼科医ではありませんので、ここに書いたものが全て・絶対ではありません。

緑内障にも種類があります。それぞれ進行速度や個人の体質など様々なので、治療法にも種類があります。

セルフチェックで気になった方はもちろん、この記事を読んでくださった全ての方にお願いがあります。

どうか、一度眼科で検査を受けてみてください。

あなた自身のために、あなたが愛する人のために。

それでは今回はこの辺で。ありがとうございましたm(_ _)m

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